平成31年2月、中国地方初の日本農業遺産認定

たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業

 奥出雲町は、たたら製鉄に由来する農・林・畜産業が自然と共生しながら営まれ、資源循環型農業によって、景観や暮らし、自然や多様な動植物が守られています。

 平成28年8月30日、奥出雲町、島根県農業協同組合、農業関係団体、商工団体などにより「奥出雲町農業遺産推進協議会」が設立され、平成30年6月、農林水産省へ認定申請書を提出、平成31年2月15日、日本農業遺産に認定されました。

 当協議会では、これまで受け継がれてきた伝統的な農業システムの価値や仕組みについて地域住民が再認識し、自信と誇りをもって農業生産活動を持続しながら、農業と地域の活性化、先人たちが築いてきた、優れた知識や技術を次の世代に継承していくことをめざして取り組みます。

日本農業遺産とは

 日本農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業システムを認定する制度です。

 我が国において重要かつ伝統的な農林水産業を100年以上営む地域(農林水産業システム)を農林水産大臣が認定する制度で、2016年(平成28年)に創設、平成29年3月に8地域、平成31年2月に7地域(奥出雲町「たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業」を含む)が認定されています。令和4年1月現在、22地域が認定されています。

関連サイト

www.town.okuizumo.shimane.jp

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関連動画

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